飲用水・電気・ガスの供給施設や排水施設の整備状況とは何ですか?
はい、重要事項に記載されている項目では、重要なものの中の1つです。
よく、「インフラはどうなっていますか?」と聞かれる項目です。
不動産を購入してから、実際に住んでいからないと生活できませんから。
下記はそれぞれ、説明を受けるときに注意してヒアリングすべき点です。
・水道
購入する土地に古家が建っていて、それを取り壊して、新築する場合など、
既存の水道管は敷地内までに埋設済みのところ、管の口径が小さいために
新たに引き直さなければならない場合など
または、配管が他人の土地を通っているために、新しく使用する場合に
制限があったり、逆に他の土地への配管が取引物件の地下を通っているため
、新築時に建物建築にあたり、制限が生じたりする場合があります。
・ガス
主に、都市ガスが前面道路から宅地内までに埋設されていて使用が可能か?
あるは、無い場合にはおもにLP(プロパン)ガスになります。
住宅団地などでは、1個所に集中してプロパン供給施設などが、そこから各
宅地に配管されている場合があります。
(この場合などは宅地内のガス管が、ガス供給者のものになっている場合
があります。)
最近では、オール電化への希望が主流になっているようですが、何かの備え
にもなりますので、よく確認されると良いです。
・排水
排水は、処理の仕方により、主に、公共下水、浄化槽、汲み取りに分かれます。
ここでは、住宅からの排水がメインですが、
汚水(トイレ)、生活雑排水(キッチン・バス)、雨水(雨樋・雨水)などが
あります。
排水は主に、下水道と浄化槽とに分かれます。
下水道は、下水を集めて処理するための配管および処理施設のことで、通常は
地方公共団体が管理しています。(公共下水といっています。)
*公共下水道により、排水が可能な区域を排水区域といい、排水区域のうち下水管が
下水処理場につながって処理できるようになっている区域を処理区域といいます。
*下水の場合、処理の仕方が分流式と合流式がありますがここでは省略します。
浄化槽も主に二つに分類できます。
集中浄化槽方式…各戸から排水を団地内の1個所に集めて処理する集中浄化槽方式
個別浄化槽方式…各戸ごとに個別に処理する個別浄化槽
*また、浄化槽の処理の仕方が、し尿(汚水)と生活雑排水を併せて処理する
合併浄化槽と汚水だけを単独で処理する単独浄化槽に分かれます。