実質賃料と支払い賃料はどう違いますか?
はい、建物を借りたとします。
毎月支払っている家賃が「支払い賃料」です。
もし、建物を借りた場合に、特に商業用のテナントビルなどがわかりやすい
のですが、建物を借りる時点で敷金・保証金等の一時金や共益費の上乗せ分を
支払っている場合があります。
例えば、似たような部屋が2部屋あって、どちらも家賃が10万円
だとします。片方が、一時金を100万円支払っている場合は、
「支払い賃料」は同じでも「実質賃料」は違うことになります。
*実質賃料=支払賃料+一時金運用益+共益費の上乗せ分
となります。
月額支払賃料が10万円で敷金が100万円支払われている場合、
敷金運用益を年率3%とすれば、年間実質賃料は
年間実質賃料=10万円×12か月+100万円×3%
=120万円+3万円
=123万円 (123万円/12=月額102,500円)(共益費の上乗せ分はなし
として)