賃貸借契約書に記載すべき事項は?
賃貸借は継続的に長く続く行為です。また、契約が終了した場合には借りた物件を返還するという手続きがあります。
契約の内容としては、大きく4つの要素で仕分けして考えるとわかりやすいです。
また、賃貸借の場合は、目的物件が住宅、ビルの貸付および、店舗等の用途により、かなり内容に差があります。
[モノ的なもの]
・目的物件の表示
・使用目的の制限
・借主が行う造作・設備
・不可抗力による契約解除
・明渡しおよび原状回復義務
[金銭的なもの]
・賃料の額および支払期間・方法
・敷金
・共益費
・賃料改定
・修繕の区分
・損害賠償
・造作買取請求権の放棄
・立ち退き料等の不請求の確認
[時間的なもの]
・賃貸借の期間
・更新の方法
・期間内の契約解除
[人的なもの]
・賃借権の譲渡・転貸の禁止
・代表者の変更届
・管理規則
・立入権
・義務違反による契約解除
・連帯保証人
[その他]
・信義則
・裁判管轄
など