不動産の証券化を可能にする条件とは?
不動産の証券化を可能にする条件は、対象不動産が十分なキャッシュ・フローがあることです。どのような不動産でも、証券化ができるわけではありません。
不動産に関するキャッシュ・フローの源泉には、次の二つがあります。
①不動産の賃料収入
②不動産の売却代金
不動産の売却代金は、売却という1度だけの取引(最終的行為)になる特別なものです。
売却による利益(キャピタル・ゲイン)は将来的には、投資家へ還元するための主原資
とすることは困難です。なので、あくまで、キャッシュ・フローは不動産を運営して
得られる通常時における利益(インカム・ゲイン)が基本になります。
あまりにも収益が低い場合は、投資商品として利回りがわるくなるので、どんな物件でも
証券化が可能というわけではありません。
優良物件であることが必要です。