個人と法人の場合には税金はどう違いますか?
税務上、個人と法人では、取扱いが大きく違います。
個人に対する税金は所得税です。一方、法人の場合は法人税になります。
その違いは概ね
・課税方法
個人…10種類に区分しての総合課税(譲渡所得は分離課税)
法人…すべての所得を合算して課税
・税率
個人…所得が増えるほど高い累進税率
法人…一律の%(別紙参照)
・算定期間
個人…1月1日から12月31日
法人…会社が決めた事業年度(例:4月1日~翌年度3月31日
・申告期限
個人…翌年の2月16日から3月15日まで
法人…年度終了日の翌日から通常は2か月以内
・法人の目的は、通常は事業を行って利益をあげることですべての行動は利益追求のため
と考えることができます。なので課税についても、すべての損益を合計し、それに対し
て、一定の税率をかけることになります。
・個人の場合には、家業として行う場合は利益追求といえますが、そのような事業収益と
住んでいる住居を売却して得た収入を同様に扱うことは適当ではありません。
なので個人の場合などは各種特例が設けられています。