はい、登記簿の表題部を見ると、「原因および日付」とあります。
また、登記簿の甲区欄、乙区欄には、「原因」の欄があります。
・表題部の場合
「原因および日付」とは、表題部に関する登記をすることになった
事柄が生じた年月日のことになります。
例えば、
〇〇年〇月〇〇日新築、とか
〇〇年〇〇月〇日地目変更 などです。
この日付は実際に、登記事項を登記した年月日が記載されます。
そして、この日付は、法務局の登記官が実際に登記簿に記入した
日になります。(登記を申請した日とは違います。)
・甲区および乙区の場合
「原因」の欄には、令和2年10月1日相続 とか
令和元年 8月30日売買 などと
事柄と年月日が一括して記載されます。内容的には、表題部の場合と
同じです。
この甲区欄・乙区欄で重要なことは、「原因」欄の前に「受付年月日・
受付番号」が記載されています。
表題部では、登記の日付であったのが、より厳密に受付の日付となって
います。それに加えて受付番号も記載されています。
不動産の「対抗力」➡
https://hinoe.biz/cms/ques/detail/ques_id/56
は、登記の先後で決まるので、単に、1日だけの日付だけではなく、
受付番号が記載されています。「対抗力」に関しては、同じ日の受付
であれば、受付番号の早いほうが勝ちになります。