雨季ですね。
毎年、この時期になると弊社の事務所は少し、華やかな気分になります。
弊社は、今年の6月で6年目になります。
弊社の玄関前には、目隠し的な役目をしている樹木が植えられています。
最初から植えられていたのですが、途中で枯れてしまいました。
おそらく、これ以上の成長をすると、道路の通行に妨害になると思ったのか、
管理会社が私の知らない間に、枯葉剤を散布したのだと思われます。
しかし、同時に、私がここに居ついてから、わたしにべったりと付いてきた生き物があります。
わたしがここに来たのと同時に急に出現し、いつのまにかに成長したようです。
枯葉剤で身ぐるみ脱がされた枯れ木に覆いかぶさり、色艶を齎しています。
枯れ木同然でも頑張っている私の人生のような、
樹木の一生に最後に花向けに覆いかぶさって、優しく包んでくれる花々たち。
いいな? 私を見守ろうと一緒に付いてきてくれたんだ。
私は、幸せものだ?・・・なんて妄想していたそのとき、
まてよ
よ?く見ると
なんか、怪しい。何か企んでいるような…。
2~3日前、電話をいただき「探してほしい?」と言われ、即来店された方がいました。
コロナ禍の中、ベージュのマスク、華やかな服装、ハット、ルイ・ヴィトンのバッグ…


まさにアップダウンガールのような綺麗な方でした。
私:「何かお探しなんですか?」
貴婦人:「震災の時はお世話になりました。覚えてますか?また探してほしいんです。」
…その瞬間、私は思い出しました。 ここは元・探偵事務所(興信所)。 浮気や人探しの依頼がよく来る場所でした。
私:「え!?ここは不動産屋ですよ。」
事情が分かり、謝罪され、コーヒーを飲みながら雑談。 (鼻の下は伸びていません。たぶん(笑))
彼女は「福島の彼氏(旦那?)が枯れ木同然だから、優しく包んであげたい」と言う。 まるで玄関の枯れ木と同じ構図。
その後、生命保険や投資用マンションの話まで。 妖艶な花のような、どこかゾッとする瞬間でした。
読者の方から連載の続きを催促されました。 こんなブログでも読者がいたなんて! ありがとうございます。
前回の連載はこちら →
宇都宮で不動産を通して富と幸福を掴む方法
今しばらくお待ちください。タイピングは2本指です(笑)
by エステート丙(ひのえ) since 2014
