ネギの栽培をしながら親の子への心配!(贈与税・子への住宅資金援助)

【営業時間】9:30~17:30 【定休日】不定期

最近の投稿

カテゴリ

アーカイブ

2020年03月28日

ネギの栽培をしながら親の子への心配!(贈与税・子への住宅資金援助)

それは、非常にキツイ商談(依頼)でした。
打合せも終わり、ホット一息、昼飯の時間も過ぎていました。
一端、事務所に帰えろうと、おもった瞬間、思い出しました。
 
このエリアに気になるお客さんがいます。5年前に弊社から土地を購入していただいたSさん。
昨年、ご主人が病を患ったようでした。
特段、私から用事はないのですが、元気でいれば、畑仕事をしているはずです。
今日は、天気も良いので・・・遠くから元気な様子だけ覗ければ・・・
一本、回り道をして県道沿いを通っていこうと・・・
 
 
 
あ!おりました。元気そうです。奥さんと仲良く畑仕事。
「良かった」とソ~と車で通り過ぎようと持った瞬間、ご主人と目がバッチリ、合ってしまいました。
 


止まれ
の合図です。
 
私は、わき道に車を止めて、近くまできて、あいさつもできずに、通り過ぎようとしていたのがまるでバレてしまったような気まずさ (・・・営業を経験された方はこのお気持ち理解できると思います。)でSさんに接近。

 私「どうも、ご無沙汰しております。お元気そうですね!いろいろお話を聞いております。」
Sさん「去年はひどい目にあったよ。でももう歳だし。元気で畑やれるのが一番いいよ。たいへんだけど。」

こんな会話がつづき、私も、5年前の取引の初めから終わりまでの事を思い出していました。
(この取引、売却の交渉やら許可を取ったり、山林を伐採・伐根したりとここには書ききれません。)

そろそろ、おいとましようとしたら、Sさんが「ネギもってけ!」と、少しいただくことにしました。
 

(いただいた手作りの野菜) 

ネギを収穫しながら、Sさん「今度、せがれ(息子)が家を建てるだ、少し援助してやっぺと思っている。現金でそのままくれてやれば、もんでい(問題)ねえべか?」

早く、帰りたいという気持ちもあった(オシッコもしたかった"(-""-)")のですが、私も、得意げに講釈してしまいました。(反省!)

事務所に帰ってから、冗談交じりとはいえ、言動に責任があります。
もし、言ったことが間違って、Sさんにご迷惑をかけるわけにはいきません。 
 
一般的には、人に財産を与えると贈与税という高い税金がかかってしまいます。
 
 

妙な責任感からか、 再度、確認しました。 

考えられる方法は、下記です。
①相続時精算課税を活用して住宅資金分を生前贈与をする。
②お子さんにお金を貸す。
③銀行に担保を提供し、尚且つ保証人になりお子さん名義で借用する。
④「親からの住宅資金贈与の特例」を利用する。
 

 ①の場合 
60歳以上の父母または祖父母など直系尊属から20歳以上の子または孫に贈与したとき、2,500万円までは贈与税はは課税されず、2,500万円を超える部分について一律20%の低い税率で課税する。

②の場合

借用書(返済日を決め・金利も付ける)を作成し、親が子に貸し付ける。返済方法は銀行振込み等の証拠を残しておく。

③の場合

不足資金分を親が銀行に話して、(たぶん、子の信用では借り入れが断られるので) 定期預金などで担保を提供して、尚且つ、親が連帯保証人になる。…等

④の場合

どのような建物を建築するかによって金額が変わりますが下記の表のとおりです。(消費税10%時点)
 住宅用家屋の取得等に係る契約の締結機関  右記以外の住宅用家屋  省エネ・耐震・バリアフリーの住宅用家屋
 平成31年4月~令和2年3月  2,500万円  3,000万円
 令和2年4月~令和3年3月 1,000万円   1500万円
 令和3年4月~令和3年12月  700万円  1,200万円

 ①の場合は簡単そうです。しかし、手続きはここでは書ききれませんが、一旦、この制度を利用すると相続の時点で変更がききません。Sさんの場合の相続財産の全体やら相続人の数がわからないので、何ともいえません。

②の場合、税務署の係りの方が、借用書は形式だけで、贈与ではないか?と疑われやすいです。だから、借用書だけでなく、返済をしている証拠が必要です。この場合は銀行振込などで通帳記帳しておけば良いでしょう。
ただ、親と子の間でも借用書に金利を書いておかないと金利分が贈与とみなされます。厄介です。

③の場合 
一見して賢くも見えるのですが、親が銀行に担保に提供した定期預金の金利よりも子が銀行から借り入れる借金の金利の方が高いのが難点ではないのでしょうか?それに、万が一、子が返済できなく親が返済する場合には、贈与税の基礎控除額¥110万円まででしたら、贈与税がかからないでしょう、しかし、親が定期預金の金利と借入金の金利の差額分を負担するのがバカバカしくなり、一括返済でもしたりするとこれすべて贈与税扱いになりますね。

④の場合
いろいろ考えると、手続きはここでは触れませんが、今なら、④の場合が妥当でしょうか?  しかし、これも年度またぐと控除額が減額されていますね。(子の所得が2,000万円以下で20歳以上。)あまり、住宅計画を慌ただしくしても良い計画にはなりません。

一応、Sさんは結構な資産家なようです。おそらく、それなりの金銭が動いたとわかれば、税務署の調査もハンパないでしょう。
私の選択した答えは
①か④のどちらかが良いのではないでしょうか?ただ、これ以上は、不動産の事は別にして、おかかえの税理士さんと相談してください。 (少し、逃げたか?)

という結論でした。 

その日の晩に、頂戴した、Sさん自慢の(カキ菜?)を茹でてみました。
 手間が非常にかかるので、農家の人が商売用では採算が合わず作れないそうです。(家族だけで食べる)
 
これは、確かにスーパーでは手に入りません。 


シーチキンなどと一緒に和えて食べるとおいしい
です。 
じっさい、茎の部分が肉厚があり、やわらかく、非常に普段には食べない食感と旨味がありました。
酒の肴には最高でした。 

ごめんなさい。何の話かそれてしまいました。 
長くなってしまいましたが、このへんで・・・ 
簡単ですが、お役に立てれば幸いです。(贈与税の話)

 
 
                  byエステート丙(ひのえ)since 2014 
 
 
ページの先頭へ