相続した不動産、どうする? 連載企画全11話 【第1話】
【不動産相続の備え】遺言書とエンディングノートの違いとは?|家族を守るために今できること
【エンディングノートと遺言書】
最近よく耳にする「エンディングノート」と「遺言書」。
この2つの違いをご存じでしょうか?
特に不動産を所有している方にとっては、この違いを理解しておくことで、将来のトラブルを防ぐことにつながります。
この記事では、不動産の視点から、両者の違いや注意点をわかりやすくご紹介します。
◆ エンディングノートとは?
エンディングノートは法的な効力はありませんが、
自分の気持ちや希望、家族へのメッセージなどを自由に記せる「想いを残すためのノート」です。
書ける内容はさまざまで、
-
財産の一覧
-
延命治療の希望
-
葬儀の方針
-
家族への感謝の言葉
など、自分の人生を振り返る「人生の棚卸し」としても使えます。
書き方に決まりがなく、いつでも書き直せるのも特徴です。
◆ 遺言書とは?
一方、遺言書は法的な効力を持つ正式な文書です。
財産の分配、相続人の指定、不動産の扱いなどを明確にしておくことができます。
-
誰にどの財産を相続させるか
-
相続人以外への遺贈
-
相続させたくない人の除外
-
遺言執行者の指定 など
特に不動産が含まれる場合、遺言書がないと名義変更や売却に支障が出ることがあります。
形式に不備があると無効になる可能性もあるため、専門家への相談がおすすめです。
◆ 不動産が絡むと何が違うの?
エンディングノートに「この家は長男に」と書いても、
それだけでは登記や名義変更はできません。
不動産の相続には、遺言書か法定相続による手続きが必要になります。
さらに、亡くなった方の名義のまま不動産を放置しておくと、
売却・担保設定・活用ができなくなってしまいます。
結果として、相続人同士でもめる原因になったり、
売却までに何年もかかるケースもあります。
◆ 当社でできるサポート
私たちは、不動産の専門家として、将来の相続や売却に備えた
「事前準備」のご相談を承っています。
-
登記名義の確認・整理
-
不動産の現地調査・評価
-
必要に応じた司法書士・税理士との連携
-
ご家族との話し合いサポート
「まだ先の話だから…」と思っている今こそ、
家族を守るための準備を始める絶好のタイミングです。
【まとめ】
エンディングノートと遺言書は、似ているようで役割がまったく異なります。
エンディングノートは“気持ちの整理”、
遺言書は“法律的な手続き”のためのもの。
特に不動産が絡む相続は複雑で、早めの備えが家族全員を守ります。
「まだ売る予定はないけど、準備しておきたい」と思ったら、ぜひご相談ください。
📩 初回相談は無料です。お気軽にどうぞ!
「名義が気になる」「家を残すべきか迷っている」
「遺言もエンディングノートもまだ用意していない」
そんな方に、現地調査や登記状況の確認を無料で実施中です。
お気軽にお問い合わせください。
🛑【次回予告】
次回は、「家族の想いと現実のすれ違い」についてお伝えします。
親の希望と子の現実、そこにある“すれ違い”が相続を難しくする原因とは?