【親の想いをつなぐ不動産売却】“ただ売る”だけじゃない、家族の記憶を守る方法とは?

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2024年10月08日

【親の想いをつなぐ不動産売却】“ただ売る”だけじゃない、家族の記憶を守る方法とは?

相続した不動産、どうする? 連載企画全11話 【第8話】

【親の想いをつなぐ不動産売却】“ただ売る”だけじゃない家族の記憶を守る方法とは?
 


【不動産への想い】

「この家、売ってしまってもいいのかな…?」
相続した実家や親の家を手放すとき、多くの方がこんなふうに感じます。

「形あるもの」がなくなることで、
「思い出まで失ってしまうような気がする」――

今回は、不動産を“想いごと売る”という選択肢についてお話しします。
 


◆ 売却は“けじめ”であり、“次の一歩”でもある

親の死、実家の空き家化――
気持ちが追いつかず、手放す決心がなかなかつかないこともあると思います。

でも、本当に大切なのは、
**「どう手放すか」「どう気持ちに区切りをつけるか」**です。

ただ処分するのではなく、
感謝や記憶を残す方法があることを、まず知ってほしいのです。
 


◆ 想いを残す5つの方法

① 写真・動画で家の記録を残す

売却前に、家の中・外観・部屋の風景を撮影。
アルバムやフォトブックにすることで、思い出として残せます。

② 家具や庭の一部を記念品として残す

形見のように、親が大切にしていた椅子や植木鉢を引き継ぐご家族もいます。

③ 手紙を書く・書いてもらう

「この家でありがとう」「親へ」「家族へ」
気持ちを文章にすることで、心が整理されることも。

④ お清め・感謝の儀式をする

神主さんや住職さんにお願いする場合もありますし、
家族だけで「ありがとう」と声をかけてから売却する方も多いです。

⑤ 親の希望を反映した売却先を選ぶ

「子育て世帯に譲りたい」「古民家好きな人に住んでもらいたい」
こんな希望を伝えると、想いに寄り添った売却が実現することもあります。
 


◆ 私たち不動産業者ができること

  • ご家族の心情に配慮した売却スケジュールのご提案

  • 「誰に売るか」までこだわる買主探し

  • 写真撮影や室内清掃も含めた“お別れ準備”のサポート

  • 専門家(宗教者・心理士など)との連携相談も可能

不動産売却=“取引”ではありません。
ご家族歴史の一区切りを、きちんと支えることが私たちの役割です。
 


◆ 実例:あるご家族の選択

宇都宮市で親の家を相続されたご夫婦。
しばらく空き家のままにしていたが、庭の木が傷んできたため売却を決意。
売却前に、親族全員で家の掃除と写真撮影を行い、
最後に手紙を添えて「ありがとう」と声をかけて家を離れた。
「心が軽くなった」と話してくれたのが印象的でした。 
 


【まとめ】

不動産の売却は、ただの「資産処分」ではありません。
そこに住んでいた人の人生、家族の思い出、感謝の気持ちがすべて詰まっています。

だからこそ、売却という選択を
「次の一歩に変えるサポート」ができたら、
きっとご家族にとっても“納得のいく相続”になります。
 


📩 売却相談だけでなく、“心の整理”のご相談も大歓迎です。
初回無料で現地調査・ヒアリングを行っています。 📩メールでのお問合せはここから
 


🛑【次回予告】
次回は、「相続不動産の“価値”を最大化するには?|売却前にできる5つの工夫」をお届けします。
ただ売るのではなく、“高く・早く・安全に”売るための準備術を紹介します。 
 

🔍 連載記事一覧(各話へのリンク
 

第1話| 遺言とエンディングノートの違いとは? 
 
第2話| 家族の想いとすれ違いが招く相続トラブル 

第3話| 親名義のままでは売れない!相続登記の基本  

第4話| 共有名義の落とし穴|“誰も動けない”状態とは? 

第5話| 空き家を放置するとどうなる?法的・税的リスク  

第6話| 相続不動産を売却するには?手順と必要書類 

第7話| 登記されていない建物は売れない!? 見落とし注意点 

第8話| 親の想いを残す売却の方法|心の整理と向き合い方 

第9話| 高く・早く売るためにやっておくべき5つの準備 

第10話| 売らずに貸す?空き家を“活かす”という選択肢 

第11話|残す・活かす・手放す…判断のための最終整理


 
 

                  エステート丙(ひのえ)since 2014 

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