相続した不動産、どうする? 連載企画全11話 【第10話】
【売らない選択もあり】相続した不動産を“貸す”という活用法|収益化・維持・想いを残す方法とは?
【売らない選択も】
「相続したけど、すぐに売る気にはなれない」
「でも、空き家のままではもったいない…」
そんな方に、いま見直されているのが、
“賃貸として活用する”という選択肢です。
今回は、相続した不動産を売らずに活かす方法として、
賃貸活用のポイントやメリット・注意点をご紹介します。
◆ 不動産を「残しながら収益化」するという発想
実家や親の家を手放さずに活用する方法は、売却だけではありません。
空き家として放置するのではなく、誰かに貸すことで“収益物件”に変えることができます。
こんな方におすすめです:
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思い出があり、すぐには売りたくない
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将来また住む可能性がある
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子どもに相続させたい
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維持費・税金の負担だけでも軽くしたい
◆ 賃貸活用の3つのメリット
① 毎月の家賃収入が得られる
相場により異なりますが、年50〜100万円程度の副収入になるケースも。
固定資産税や維持費の負担軽減にもなります。
② 売却より心理的ハードルが低い
完全に手放すわけではないため、家族の気持ちに折り合いをつけやすいです。
③ 将来的に「売る」「戻る」「残す」の選択肢を保てる
貸している間に市場を見たり、自分や子世帯が将来使う判断も可能です。
◆ でも注意! 賃貸活用のリスクと対策
❌ 古すぎて住めない家の場合
→ 修繕・リフォーム費用が必要。
築年数や耐震基準を確認しましょう。
❌ 借り手がつかない場所の場合
→ 地域性による空室リスクあり。地元の賃貸市場を確認する必要があります。
❌ 管理や対応が面倒
→ 不動産管理会社に委託することで解決できます(管理費は家賃の5〜10%程度)
◆ 賃貸活用の流れ(基本ステップ)
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現地調査と家の状態確認
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修繕やリフォームの要否を判断
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賃貸相場の査定を受ける
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管理方法(自主管理or業者委託)を決める
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入居者募集 → 賃貸契約
◆ 当社でできるサポート
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現地調査と建物状態の診断
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地元賃貸市場の相場調査
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リフォーム・修繕の見積り調整
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管理会社・賃貸募集の一括手配
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将来売却への切り替えサポートも可能
「貸すか売るか決めかねている」方でも、
一度ご相談いただければ、“残す選択肢”の可能性も一緒に考えられます。
【まとめ】
相続した不動産は、「売る」か「持つか」だけではなく、
“貸すことで残す”という柔軟な選択肢もあります。
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感情を整理しながら
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家族の将来を見据えながら
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収益と管理のバランスを取りながら
あなたに合った使い方を見つけることが、
“その家をどう活かすか”の大きな第一歩になります。
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「売るのはまだ…」という方も、お気軽にお問い合わせください。
🛑【次回予告】
次回は、連載のまとめとして「相続不動産との向き合い方|残す・活かす・手放す判断基準とは?」をお届けします。
ここまでの話を1本にまとめ、最終的な判断のヒントをお伝えします。